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高血圧、糖尿病、脂質異常症、痛風（高尿酸血症）など、普段の生活習慣の乱れを主原因として起こる病気を、生活習慣病と言います。
食べ過ぎや飲み過ぎ、炭水化物や脂質の偏った摂取、喫煙、運動不足、睡眠不足など、現代社会で生きる私たちの生活のごく身近に存在するリスクが、生活習慣病の発病の可能性を高めています。
生活習慣病は、血管が脆くなる動脈硬化を進行させたり、さまざまな合併症を引き起こし、健康を損なうとともに、生活の質を低下させてしまいます。
健診などで数値の異常を指摘された方はもちろん、30代以上の方は、今から予防に取り組むことが大切です。

運動や緊張により一時的に血圧が高くなることは、誰にでも見られることです。しかし、血圧が常に130/90を超える場合は、普段から血管に過剰な力がかかり続けるため、次第に血管は傷つき硬くなっていきます。これが動脈硬化です。動脈硬化は、知らず知らずのうちに、脳出血、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞といった命にかかわる疾患のリスクを高めます。
高血圧は、遺伝、食習慣、喫煙、過度の飲酒、運動不足などを原因として引き起こされます。

通常、すい臓から分泌されるインスリンによって血糖値はコントロールされています。しかし、何らかの原因によってインスリンの分泌や働きが阻害されると、血糖値が高いままとなり、糖尿病と診断されます。
糖尿病にはほとんど自覚症状はありませんが、こわいのが合併症です。糖尿病を原因とした網膜症、腎症、神経障害がその代表です。網膜症が悪化すると、最悪の場合には失明に至ります。また、腎症に陥り腎臓がほとんど働かなくなると、透析治療が必要になり、生活の質が大きく低下します。

かつては「高脂血症」と呼ばれていた生活習慣病です。血中のLDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪が異常値を示している状態です。
動脈の壁に脂質が蓄積すると、炎症をおこし血管が硬くなり、脳出血、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞などのリスクが高まります。脂質異常症は、普段からの高カロリー摂取、飲酒、喫煙、運動不足などが主原因だと言われています。

血中の尿酸値が高くなる「高尿酸血症」の状態が続き、関節の内側で結晶が析出して激しい痛みをｊ伴うようになると、「痛風」と診断されます。痛風の痛み（痛風発作）は、足の親指の付け根、足の甲、くるぶし、アキレス腱などによく起こります。
高尿酸血症や痛風は、食べ過ぎ、飲み過ぎ、喫煙習慣、ストレスなどを主原因として引き起こされます。放置していると、痛風発作の間隔が短くなり、頻繁に痛みが生じるようになります。

40～74歳の国民健康保険に加入されている方、75歳以上の大阪府後期高齢者医療広域連合の被保険者の方を対象とした健康診査です。糖尿病・高血圧などの生活習慣病の発症・重症化を予防するため、血液、尿、血圧、診察などを行います。

インフルエンザやおたふくかぜの予防接種、肺炎球菌ワクチン接種、B型肝炎ワクチン接種、二種混合（ジフテリア・破傷風）（DT）ワクチン接種、破傷風ワクチン接種、麻疹・風疹混合（MR）ワクチン接種を行っております。